平安初期から上賀茂、西賀茂一帯の疫病を祓う総鎮守的な社であった古社。祭神は、大己貴命(おおなむちのみこと)事代主命(ことしろぬしのみこと)奇稲田姫命(くしなだひめのみこと)を祀る。徳川綱吉公生母桂昌院の崇敬が厚く、元禄七年(1694)には荒廃していた社殿の造営をおこなっている。現在の社殿は明治29年に焼失した後、同35年に再建したもの。 境内にある「阿呆賢(あほかし)さん」は、軽く手の平で三度石を打ち、持ち上げるとたいそう重くなり、再度願い事を込めて三度手の平で撫でて持ち上げ、軽くなれば願いが成就すると言い伝えられる。「神占石(かみうちいし)」。京都三大奇祭のひとつである「やすらい祭」が四月に行われる。門前の疫病祓いの「あぶり餅」は名物。
●住所:京都市北区紫野今宮町21 ●アクセス:市バス船岡山下車徒歩約7分 市バス今宮神社前下車すぐ ●拝観時間:9時~17時 駐車場:有/無料 ●拝観料:自由参拝
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