京都観光チャンネル
京の祭
御霊祭(上御霊神社)
 御霊神社は、近隣の氏寺として創建された上出雲寺があったところに、桓武天皇の勅願により平安京奠都(延暦13年・794)のおりに、王城守護神のために崇道天皇(早良親王)の御霊を祀られたのが神社の始まりとされています。
 平安時代には、天変地異や疫病流行は怨霊(おんりょう)のたたりであるとする御霊信仰が盛んで、この怨霊をなだめ祀るために御霊会(ごりょうえ)が数々行なわれていました。御霊神社も古来より疫病除の霊社として知られ、現在行われている御霊祭は、日本最古の御霊会とされています。 御霊祭は明治までは8月18日に行われていましたが、現在では8月18日は例祭(社頭の儀)、5月1日神幸居祭、18日還幸祭が行なわれています。
 祭儀は11時30分。渡御之儀は、午後1時から行われ、剣鉾、御所車、三基の神輿などが氏子地域を練り歩きます。
 渡御の儀


 拝殿に飾られていた「今出川口」「小山郷」「末広会」三基の神輿が12時過ぎに舁きだされます。


 神官が神輿を飾り付け、南門では武者姿の少年が太鼓を打ち鳴らします。


 午後1時、境内で威勢よく舁き上げられた三基の神輿が南門を出ます。
 行列巡行
 





 行列の先導は三基の剣鉾、龍鉾・蓬莱鉾・鷹羽鉾。それぞれ精緻な飾りが施された美しい鉾です。剣鉾は,神輿渡御の先導を務め,悪霊を鎮める祭具で、錺には精巧な金工の意匠が凝らされています。
この意匠が鉾の名称になっています


 行列には稚児、八乙女、若武者、舞人、御車などが続きます。




 行列は河原町今出川から荒神口をへて、寺町通を通って午後3時20分ごろに京都御苑の今出川御門に到着。3基の神輿が御苑内の朔平門(さくへいもん)前に鎮座します。
 御霊祭は、江戸時代には公家町だった御苑内の巡行が恒例となっていましたが、東京遷都以降は途絶えていました。2009年、140年ぶりに御霊神社氏子の願いで巡行が復活しました。神輿を威勢良く差し上げ「神輿振り」を行う舁き手たちも誇らしそうでした。この後、行列は神社へと帰ります。

サイトTOP

TOPへ