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祇園祭あれこれ 
祇園祭・神幸祭と還幸祭の見所
 祇園祭は八坂神社が主体となる神輿渡御を中心とする行事と山鉾町が主体となる行事があります。ここでは、 神幸祭と還幸 祭を中心に紹介します。
 神輿洗い
  
  10日の朝、四条大橋では神輿を洗い清める水が鴨川から汲み上げられます。宮川堤に設けられた斎場に、水の入った
  樽を置き、神職がお祓いをします。神輿洗神用水清祓式です。
   
  夕刻、人々は提灯行列で神輿を迎えます。「お迎え提灯」と呼ばれるこの行事は、江戸時代祇園町の人々によって行わ
  れていたものを「祇園万灯会」が復活させました。
    
  午後7時、「道調べの儀」が行なわれます。本殿で、神社の御神火をいただいた大松明は神輿の巡行路を清めるため、
  八坂神社から四条大橋まで往復します。
     
  大松明は四条大橋の真中で威勢よく立てられます。八坂神社から、主祭神・素戔嗚尊を祀る中御座の神輿が担ぎ出され
  八坂神社の氏子たち宮本組を先頭に四条大橋に向います。
     
  橋の上では、神輿は威勢よく何回も回され、差し上げられてから、神輿に清めた神水をかけます。「神輿洗い」の神事です。
  この水がかかると無病息災になると、人々はこぞってこの水を浴びようとします。
   
  午後8時30分頃、八坂神社に戻った神輿は、舞殿に据えられ、17日の神輿渡御にそなえ三基の神輿を飾り付けます。
  中御座の祭神は素戔嗚尊。東御座はその妻・櫛稲田姫命。西御座はその子・八柱御子神です。 
 奉納行事
     
  16日の宵山には、八坂神社でもさまざまな奉納行事が行なわれます。寛政年間に八坂神社より津和野藩に伝習された
  鷺舞をもとにして復興された「鷺踊」。舞台では、八坂神社御祭神スサノヲノミコトのヤマタノオロチ退治を、演じる石見神
  楽が奉納されます。
  

  宵宮神賑奉納行事として四条通では、舞楽や京舞が演じられます。

 神幸祭
      
  17日、山鉾巡行のあとに神幸祭が始まります。神輿の先頭には、綾戸国中神社の御神体・素戔嗚尊の「荒御霊」を
  かたどった「駒形」を胸にかけた駒形稚児が馬に乗って先導します。
    
  3基の神輿が山鉾によって清められた京都の街を渡っていきます。山鉾巡行が八坂神社の氏子圏の人々が主体的に
  出しているのに対して、神輿渡御は、八坂の神々を戴いた神輿が、御旅所に渡る祇園祭の本来の行事です。
   
  中御座、東御座、西御座の3基の神輿は、1000人以上の舁き手によって、氏子地域を巡行したあと、四条寺町の
  御旅所に入ります。神輿は、24日八坂神社へ帰る還幸祭の日までここにとどまります。
 花傘巡行
    
  24日は、かつて山鉾巡行の後祭が行われていました。山鉾巡行が17日に統合されたのを受け、還幸祭に付随していた
  巡行が失われたため始まったのが花傘巡行です。花傘巡行は、花傘、鷺踊、歌舞伎踊、小町踊など芸能的色彩が濃い
  巡行になっています。
 還幸祭
   
  還幸祭は午後5時頃から、四条御旅所を3基の神輿が出発します。それぞれの巡行ルートを巡って八坂神社に戻ります。
   
  八坂神社に帰った神輿は、境内を威勢よく担ぎ上げられ舞殿に納められます。そして、深夜に神霊を本殿にお移しする
  神事が行われます。
 夏越祭
    
  28日には再び神輿洗いが行われます。無事に祭事を終えた神輿が再び鴨川の水によって清められ、神輿蔵に納められ
  ます。7月31日、祇園祭の最後を締めくくる行事、夏越祭が行なわれます。
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