京都観光チャンネル       観光コースマップ
南禅寺から銀閣寺を巡る  
  南禅寺〜永観堂〜哲学の道〜法然院〜銀閣寺
  @JR京都駅〜市バスA1乗場〜5号系統で約40分、「南禅寺・永観堂道」下車徒歩約5分
  AJR京都駅、阪急烏丸〜地下鉄烏丸線・「御池」で東西線に乗換、「蹴上」下車徒歩約5分
  南禅寺   
 臨済宗南禅寺派の本山。1291年(正応4)亀山法皇の離宮を賜り、無関普門(大明国師)が開山。境内には勅使門、三門、法堂、方丈の伽藍が建ち、その周辺に12の塔頭が並びます。
 国宝の小方丈にある狩野探幽の襖絵「水呑みの虎」や方丈前に広がる枯山水の庭は必見です。三門は寛永5年(1628)に藤堂高虎が寄進したと伝えられています。歌舞伎の「楼門五三桐」で、石川五右衛門が「絶景かな」と見得を切ることで有名。また、南禅寺の塔頭・金地院、南禅院、天授庵など見るべき所はたくさんあります。

■拝観時間:午前8時40分〜午後5時
■拝観料:方丈庭園大人500円・高校生400円・小中学生300円
■駐車場:有
■左京区南禅寺福地町
■地下鉄東西線蹴上駅下車市バス法勝寺町又は南禅寺永観堂道前下車



三 門


玄 関


法 堂
  南禅寺・金地院 
 応永年間(1394-1428)足利義持が北山に創建、慶長10年(1605)崇伝により現在地に移築されました。方丈は重文で、狩野派による襖絵は有名。茶室八窓席は、鶴亀の庭枯山水庭園とともに小堀遠州作で名高い。
 東照宮は寛永5年(1628)の造営で、権現造り様式で家康の遺髪と念持仏を奉戴しています。拝殿天井の鳴龍は狩野探幽の筆、36歌仙の額は土佐光起の筆です。

■拝観時間:午前8時半〜午後5時
■拝観料:一般400円・高校生300円、小中学生200円 
■駐車場:有
■左京区南禅寺福地町86-12
■地下鉄東西線 蹴上下車 徒歩約5分市バス 永観堂前下車 徒歩約10分



明智門


東照宮


鶴亀の庭
  南禅寺・天授庵
 暦応2年(1339)光厳天皇の勅許のより虎関師錬が南禅寺開山無関普門(大明国師)の塔所として建立され、慶長7年(1602)に細川幽斎が再興しました。
 方丈の襖絵は長谷川等伯の筆で重文。池泉を主にした庭と枯山水と二つの庭園があります。

■拝観時間:午前9時〜午後5時
■拝観料:一般400円・高校生300円、小中学生200円 
■駐車場:有
■左京区南禅寺福地町
■地下鉄東西線 蹴上下車 徒歩約5分市バス 永観堂前下車 徒歩約7分





本堂越しに見る庭園


本堂前枯山水庭園
   南禅寺・南禅院   
 離宮禅林寺殿「上の宮」の遺跡で、南禅寺の発祥の地です。しかし、応仁の乱により被災、荒廃していましたが元禄16年(1703)に徳川綱吉の母、桂昌院の寄進により再建されました。 方丈内陣中央には亀山法皇木像が安置されています。庭園は夢窓国師作。池泉回遊式庭園は離宮当時の面影が残っている京都で唯一の鎌倉時代の名園です。(史跡・名勝)。

■拝観時間:午前8時40分〜午後5時
■拝観料:大人300円・高校生250円、小中学生150円 
■駐車場:有
■左京区南禅寺福地町
■地下鉄東西線 蹴上下車 徒歩約5分市バス 永観堂前下車 
 徒歩約7分

 



茶室に掛かる「龍渕窟」の字は後陽成天皇筆


方 丈


夢窓国師作の池泉回遊式庭園
  野村美術館  

 野村美術館は、野村證券など金融財閥を一代にして築き上げた2代目野村徳七〈1878−1945〉のコレクションをもとに、昭和59(1984)年に開館しました。
 茶碗や香炉などの茶道具のコレクションを中心に能装束、能面など逸品が揃っている。春と秋には企画展が開催されます。

■開館期間:春季(3月中旬〜6月中旬)
■月曜日休館
■利用料金:大人700円、大高生300円、中小生200円
■左京区南禅寺下河原町61
■地下鉄東西線蹴上駅下車市バス法勝寺町又は南禅寺永観堂道前下車
  永観堂(禅林寺)
 平安時代初期に創建された歴史ある寺、正しくは禅林寺といい浄土宗西山禅林寺派の総本山です。仁寿3年(853)空海の弟子真紹が藤原関雄の山荘を譲り受け、尊像を安置、真言宗の道場としたのが始まり。本尊の阿弥陀如来立像は「みかえり阿弥陀」として知られています。
 「モミジの永観堂」と呼ばれる東山随一の紅葉の名所で、秋の陽射しに映えて全山が錦に染まる晩秋の頃に訪れるのがベストです。

■拝観時間:午前9時〜午後5時
■拝観料:一般600円・小中高校生400円※寺宝展開催中:一般1000円・小・中・高校生600円、夜間拝観600円 
■駐車場:有
■左京区永観堂町48
■地下鉄東西線「蹴上」下車徒歩約15分市バス「南禅寺永観堂道」下車徒歩約3分



総門


多宝塔より


放生池より見る多宝塔
  哲学の道
  若王子橋から銀閣寺までの約2kmに渡って続く琵琶湖疏水分流沿いの小道、哲学者西田幾多郎らが散策、思索にふけった所からこの名がつきました。春には日本画家橋本関雪が植えた桜が咲き誇ります。


■市バス銀閣寺前又は永観堂前下車


  法然院 

 哲学の道の山沿いにある法然院は、法然が弟子住蓮・安楽とともに六時礼讃を勤めた旧跡です。方丈の襖絵(重文)は、狩野光信筆。境内には池泉と砂盛があり、善気水が湧く。
 茅葺き門を入ると左右に砂盛りが有り季節ごとに砂の模様が変わります。境内には椿が多くあり、古くから椿の名所です。浄土宗系単立寺院。

■拝観時間:午前6時から午後4時
本堂前までの参道のみ公開。春秋に特別公開
■駐車場:有
■左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30
■市バス 錦林車庫前下車 徒歩約10分



茅葺き屋根の三門


白砂壇の波模様は、季節に合わせ描きかえられる


白砂壇から山門を見る


本堂への石畳



本 堂
  銀閣寺(慈照寺)
 東山文化の代表として知られる銀閣寺(慈照寺)は、足利義政が文明14(1482)年に開いた山荘です。義政はここを拠点に様々な文化を育みました。
 銀閣(国宝)は、観音殿として質素高貴な意匠であり、義政は自らの宗教観を託して、一層を心空殿、二層を潮音閣と命名しました。
 東求堂は日本最古の書院造りで、住宅建築遺構として国宝に指定されています。
 庭園は、白砂を段形に盛り上げた波紋を表現した銀沙灘と、白砂を盛上げた向月台のコントラストは幽玄の世界そのものです。(世界文化遺産)

■拝観時間:午前8時半〜午後5時(3月−11月)
        午前9時〜午後4時半(12月−2月)
■拝観料:大人500円、小中学生300円
■駐車場:有
■左京区銀閣寺町2
■市バス 銀閣寺道下車 徒歩約10分 市バス 銀閣寺前下車 徒歩約5分



銀閣(観音堂)


向月台


銀沙灘の向こうに方丈


東求堂


高台から銀閣、銀沙灘、方丈、東求堂を見る
  白沙村荘
 
 
白沙村荘は日本画家橋本関雪が居宅として大正5年に造営したものです。広い敷地内には庭園や茶室、関雪が終世集め続けた、多くの石造美術品が200点近くあります。


                                  
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