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みたらし祭(下鴨神社)・毎年土用の丑の日
 
 平安時代には、貴族たちは季節の変わり目に禊祓いをして、罪、けがれを祓っていました。下鴨神社では、毎年、土用の丑の日に境内の御手洗池に祀られている御手洗社において「足つけ神事」が行われます。御手洗池の中に足をひたせば、罪、けがれを祓い、疫病、安産にも効き目があるといわれます。いまでは夏の風物詩として京都市民に根付いています。 
 また、御手洗池から取れた黒い小石は「かん虫封じ神石」としての信仰があり、この日に限り授与されています。

 
   

入口でロウソク(200円)をいただいて池の中へ、水の深さは大人の膝くらいまでです。
地下から汲み上げた水はひんやりとして、京都の猛暑も忘れるほど気持ちがいい。
   

 ご神火を頂いて御手洗池を渡り、ロウソクを供えるころには汗もひき快適。
   

足を拭き、御神水をいただく。京の名水といわれるだけあってまろやかで美味。

「風そよぐ 楢の小川の 夕暮れは 禊ぞ夏の しるしなりける」
藤原家隆
上賀茂神社の楢の小川を詠った百人一首の詩ですが、ピッタリするようなひと時でした。
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