時代祭の行列A・安土桃山〜吉野時代
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 安土桃山時代  豊公参朝列
豊臣公参朝のうち、慶長元年(1596)5月の秀頼公初参内の模様をあらわした行列です。
乗物は牛車(ぎっしゃ)で、装具は最高の様式のものです。牽馬(ひきうま)には、豊公時代の遺宝である高蒔絵の鞍を再現、前後に従う大名の一部を現わしています。服装は特別のもので、袴をつけ太刀も武家風です。
 また牛童、牛飼などは公家風ですが、徒歩の者は当時の武家風の特徴を現わしています。
  
 織田公上洛列
応仁の乱の後、永禄11年(1568)9月に織田信長は兵をひきいて上洛しています。行列はそのときの様子を表したものです。信長のほか、重臣の羽柴秀吉や柴田勝家なども登場します。
 この時代は、戦に鉄砲が導入されています。甲冑(かっちゅう)の多くは胴丸で、各部に鉄板を使った、いわゆる当世具足(とうせいぐそく)の新形式で、江戸時代にかけて用いられたものです。
  
 立入宗継             丹羽長秀            織田信長 
  
羽柴秀吉            滝川一益               柴田勝家
 室町時代  室町幕府執政列
足利将軍を中心とした当時の武士の武装姿を表している。伊勢氏、細川氏、山名氏、二階堂氏などお供の武将の姿も見られます。
   
足利将軍            伊勢氏            山名氏           細川氏
 室町洛中風俗列
十六世紀、室町時代後半に経済力を蓄積した京の町衆によって盛んに催された風流踊などを再現。
  
 吉野時代  楠公上洛列
元弘3年(1333)、隠岐より還幸される後醍醐天皇の上洛を導いた楠正成の行列。
  
 中世婦人列
   
大原女          淀君            藤原為家の室          静御前
大原女(おはらめ)
  洛北大原から薪・炭等を頭にのせ、京の町へ売りに出る女性の姿。
 淀  君(よどぎみ)
  太閤秀吉の側室で浅井長政の娘。豊公の寵愛をあつめ、秀頼公の生母でもあります。
 藤原為家の室(ふじわらためいえのしつ)
  藤原為家の室(阿仏尼)は『十六夜日記』の著者、子の領地争いのため鎌倉に東下りした時の旅姿です。
 静 御前(しずかごぜん)
  源義経に愛された白拍子、後に義経が謀反人として兄頼朝に追われ奥州に落ちた後、捕えられて鎌倉に
  送られました。
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