京都観光チャンネル  
祇園祭TOP  行事日程 山鉾巡行の見所 神幸祭・還幸祭  
祇園祭あれこれ  巡行写真館  宵山写真館 
  祇園祭・鉾建て
   鉾は、高さが約25メートル、総重量がおよそ10トン、40名近くの人たちを乗せ、人力で動くため、安定した構造でなくては
   なりません。しかも、組立てから解体まで僅か一週間の仮設の構造物です。鉾建ては7月11日 頃から3日程度かけて
   行われます。
    
      鉾の部材は町会所の鉾蔵に収められています。蔵の1階には櫓や真木などの構造部材が、2階には主に装飾
      品が保管されています。町会所の二階と鉾蔵には渡り廊下が設置されます。
      会所前の道路には柱を立てる際の目印として四箇所に礎石が埋め込まれています。(放下鉾)
   
      道路上に4本の柱を立て、それぞれの柱に貫、桁を差し込んでいきます。柱にはホゾがあけられ鉄の板で補強され、
      筋交いを入れ、強度を持たせます。
      部材を固定するために使う荒縄の長さはおよそ5キロ、縄で緩やかに組み立てることにより、衝撃は分散され、柔軟
      性と強度を併せ持った構造が実現します。これを"縄がらみ"といいます。
      
      縄がらみは2人一組でおこないます。荒縄は一度巻いては木槌でたたきます。縄は、縦巻と横巻を交互に行って
      締め上げていきます。最終的には見えない部分であるにもかかわらず、見た目にも美しい縄模様に仕上がります。
  
    縄の結び方や縄目には独特の呼び名があり、鉾正面が雄蝶、側面が雌蝶、石持の部分が海老と呼ばれています。
  
     櫓の組み立てと同時に、真木の組み立てが行われていきます。真木は2本から3本の丸太を金輪と麻縄でしっかり
     と接いでいきます。鉾頭が付く真木の先端は、竹と木部の接合部を割竹で補強し上から布を巻きます。
     
     真木を差し込むために、大梃子を仮に取り付け、櫓を横に倒します。
     櫓は両側からロープで引っ張られて慎重に横にされます。
   
      真木を持ち上げ、櫓に差し込みます。真木は、櫓の下部に取り付けた真木受のホゾに差し込まれ固定されます。
      真木の長さは鉾によって異なり、およそ20メートルから25メートル。
   
      カムロ柱を取り付けます。真木を支えるための四本の柱で自然に緩やかに反った木材を選んで用います。
      このカムロ柱は真木を支えるとともに揺れる力を吸収します。榊は、町内の人々によってが白幣で飾られます。
   
    
        鉾頭が町内の人びとによって取り付けられます。最後に、天王人形が付けられるといよいよ鉾が建ちあがります。
   
        左右一対の石持を取り付けます。石持は鉾の重心を下げ、大きな車輪をつけるため、重量と長さがある木材
        が使われます。石持の上に渡された、音頭取りが乗るための横木と、車軸が縄がらみで固定されます。
      
              櫓の上に舞台を作り、舞台の屋根を支える四本柱を建て、屋根を組み上げていきます。
  
  
       舞台の屋根板がはめ込まれます。屋根が完成すると、町内の人びとによって懸装品の取り付けが行われます。
    
         鉾建て最後の作業は、車方による車輪の取り付けです。車輪は1輪約500キロ。10トン以上もの鉾を支え、
         また辻回しの衝撃にも耐えられるよう強度のある赤樫を使います。
      
        鉾が完成すると、町内の人びとをはじめ、待ちかまえていた人びとがこぞって参加し、"曳き初め"が行われます。
        この曳き初めに限り、女性や子どもを含め、誰もが参加することができます。
戻る