祇園祭TOP 山鉾巡行の見所 神幸祭・還幸祭の見所 鉾建て 祇園祭あれこれ | |
祇園祭行事日程 | |
1日~5日 吉符入り 各山鉾町 |
一ヶ月にわたって行われる祇園祭最初の神事。各山鉾町で関係者が集まり、神事の打合せや当番を決め、町会所内には鉾の御神体が祀られ、祇園祭がはじまったことを奉告します。また、この日に八坂神社の神職が祓い清め、祭の無事を祈願。長刀鉾町では1日に稚児お千度があるため5日に行われます。 |
1日 午前10時 長刀鉾町お千度 八坂神社 |
八坂神社にその年に選ばれた長刀鉾の稚児が禿とともに八坂神社に参拝、神事の無事を祈ります。 |
2日 午前10時 くじ取式山鉾町社参 京都市役所 八坂神社 |
山鉾巡行の順番を決めるもので、京都市役所で行われます。室町時代から競争を避けるために行われるようになったようです。ただし、さきの巡行の先頭の長刀鉾、5番目の函谷鉾、21番目の放下鉾、22番目の岩戸山、23番目(さきの巡行の最後)船鉾、あとの巡行の先頭の北観音山、次の橋弁慶山、あとの巡行の最後の南観音山は「くじ取らず」と呼ばれ、順序が予め決まっています。くじ取り式の後、11時 30分から山鉾町の代表が八坂神社に祭礼の無事を祈願します。 |
3日 午前10時 神面改め 船鉾町 |
船鉾町では、神事始めの吉符入りに合わせて「神面改め」の儀式を行います。町会所では室町中期に作られた本面と江戸期の写し面を取り出し、神妙に掲げて保存会役員が神面の無事を確かめます。 巡行では、神体の神功皇后には写し面をつけ、本面は役員が携えて鉾に乗ります。 |
5日 午後4時 長刀鉾吉符入り 町会所 |
長刀鉾の町会所で「吉符入りの儀」が行われた後、その年に選ばれた稚児と禿が巡行の時に鉾の上で舞う「太平の舞」を四条通に面した町会所2階から披露します。 |
7日 午後2時半 綾傘鉾稚児社参 八坂神社 |
綾傘鉾に奉仕の稚児6名が、町内役員と共に神事の無事を祈願します。 |
10~14日 前祭 鉾建・山建 各町内 →鉾建て |
10日~13日(一部14日)にかけて行われる鉾建てでは、釘を使わず、伝統の縄締めの技法で柱などを固定し、組み立てます。 鉾が建つと町内総出で「曳初め」が行われます。 山町でも14日頃から組み立てが始まります。 |
10日 午前10時 神事用水清祓 四条鴨川 |
夜に行われる「神輿洗」に使用する神事用水を鴨川からくみ上げてお祓いをおこないます。 (鴨川四条大橋南) |
10日 午後4時半 お迎提灯 八坂神社 |
神輿洗いを行う神輿を迎えるために、万灯会員有志が提灯を立て、児武者、鷺踊りなど装束姿の子供たちを中心とした約500名が行列します。 コースは八坂神社~四条河原町~市役所前広場~寺町通~四条通~東大路通~神幸道~八坂神社。神社到着後は舞踊奉納もあります。 |
10日 午後8時 神輿洗式 四条大橋 |
八坂神社本殿で奉告祭を行い、須佐男命を祀る神輿「中御座」1基を担ぎ出します。 大松明が四条大橋までの四条通を往復し道中を清めた後、中御座が松明と提灯に伴われて四条大橋に向かい、橋中央に下ろした神輿を神職が鴨川の水を含ませた榊で振り清めます。 |
12~13日 前祭鉾曳初め・ 舁初め 各町内 |
山鉾の組立が完了すると、鉾は祇園囃子を奏でながら、町内の試し曳きが始まり、山も町内の人々によりかつがれます。一般の人も山鉾によっては自由に参加できます。(13日船鉾町) |
13日 午前11時 稚児社参 八坂神社 |
長刀鉾の稚児が立烏帽子水干姿で従者を従え、八坂神社へ参って位(くらい)をもいます。この日より稚児は巡行まで身を慎みます。 社参後強力の肩に乗せられる稚児。巡行では長刀鉾の正面に乗り、注連縄を切ります。 |
13日 午後2時 久世駒形稚児社参 八坂神社 |
八坂神社と縁の深い綾戸国中神社の氏子の男児から選ばれた「久世駒形稚児」2名が、社参して神事の無事を祈願します。 神幸祭(17日)と還幸祭(24日)では御神体の駒形を胸に掛けて馬に乗り、巡行を先導します。 |
15日 夜明けごろ 斎竹建 |
高橋町の方々が、夜明けまでに「斎竹」を四条麩屋町に建てます。山鉾巡行当日、長刀鉾稚児が太刀でこの斎竹にはられた注連縄を切り、山鉾巡行がはじまります。 |
14~16日 前祭宵山 →前祭宵山めぐり |
四条通などの大通りは、18時頃から歩行者天国になります。各山鉾に灯がともり、祇園囃子が流れる中、鉾や山に乗ることが出来ます。この日だけのお守りなども売られ、室町通や新町通では、家宝や屏風を美しく飾る「屏風祭や宵山飾り」をする家も見られます。 |
15日 手洗井戸開き |
手洗水の井戸のふたをあけ、お祓いをします。(手洗水町) |
15日 午前10時 式包丁奉納 |
日本式包丁道生間流に依る式包丁奉納。(八坂神社) |
15日 午後3時 伝統芸能奉納 八坂神社 |
八坂神社能舞台。「祭」を祝い境内の能舞台で催されます。今様歌舞楽・一絃琴・琵琶・狂言・地唄舞・箏曲・尺八・詩吟と多彩な演舞、音色が響きます。 |
15日 午後8時 宵宮祭 八坂神社 |
境内の灯をすべて消し、浄闇の内に、舞殿に奉安する3基の神輿に神霊をうつします。 |
16日 午前9時 豊園社御真榊建 |
17日神幸行列の供をする、御真榊を建てます。(洛央小学校前) |
16日 神剣拝戴 |
15日午後6時、長刀鉾の長刀を大政所御旅所に移し、10時祭典後、厄除祈願のため一般の人々が拝戴することができるようになります。(大政所町) |
16日 午後6時30分 石見神楽 八坂神社 |
八坂神社の主祭神 素戔嗚尊(スサノオノミコト)を演じる、国の無形文化 財に指定されている「石見神楽」が上演されます。 素戔嗚尊の八俣大蛇(ヤマタノオロチ)退治(神話)を笛・太鼓・鉦の賑や かな囃で演じる勇壮かつ芸術性豊かな神楽です。 |
16日 夕刻より 宵宮神賑奉納神事 八坂神社石段下 |
八坂神社境内や石段下四条通において、各種芸能奉納行事が行われま す。鷺踊りはなかでも人気の芸能。 ・舞楽(午後6:10) ・鷺踊(午後7:00) ・京舞(午後7時)・祇園祭音頭踊(午後7時20分) ・大石囃子(午後7時30分)・獅子舞(午後7時45分) ・祇園太鼓(午後8時) |
16日 午後10時30分~ 日和神楽 各町内~御旅所 |
宵山の午後10時半ごろから行われます。各山鉾町から四条寺町の御旅 所まで囃子を奏でながら往復し、翌日の巡行の晴天を祈念します。 南観音山では町内へ帰着後に「あばれ観音」を行い、巡行の無事を願います。 |
17日 午前9時 前祭 山鉾巡行 →巡行の見所 |
長刀鉾を先頭に23基の山鉾が、四条烏丸 → 河原町通 → 御池通を巡行 します。都大路に繰り広げられる華麗な山鉾巡行は、祇園祭のハイライト です。 |
17日 午後4時 神幸祭 →神幸祭の見所 八坂神社 |
17日に八坂神社の神霊が遷された三基の神輿が、四条寺町の御旅所 まで渡御します。午後6時頃、ご神宝捧持の行列を先頭に発輿。24日には 神輿が八坂神社へと戻ります。午後9時頃から順次、神社へ到着した神輿 は、拝殿を右回りに3周し、神輿を拝殿に上げ、神霊遷しをします。 |
17日 午後6時 神輿御渡出発式 |
18時 八坂神社 → 四条御旅所、八坂神社の三基の神輿が氏子区内を御旅所まで巡行。「おみこっさん」として人々に人気があり賑わいます。 |
17日〜21日 後祭 山鉾建 |
今年から巡行に復活する「大船鉾」の鉾建ては17日から行われます。 |
20〜21日 後祭 曳初め・舁初め |
20日 14時〜 大船鉾 15時〜北観音山・南観音山 21日 11時〜 橋弁慶山 |
21〜23日 後祭 宵山 後祭宵山めぐり |
23日14時からは役行者山で護摩焚きが行われます。 |
23日 午後2時 オハケ清祓式 |
八坂神社御供社において、還幸祭の神事斎行を控え、「オハケ」と称し四隅に斎竹を立てた幅7尺奥行2尺の芝に3本の御幣が立てられる。 |
23日 後祭 日和神楽 |
23日深夜に南観音山では、御神体を布で覆い、台座にくくりつけ町内を巡行する「あばれ観音」が行われます。 |
24日 午前9時半 後祭 山鉾巡行 |
橋弁慶山/北観音山/八幡山/浄妙山//鈴鹿山/南観音山/ 鯉山/役行者山/黒主山/大船鉾 |
24日 午前10時 花傘巡行 |
1966年(昭和41年)、後の祭りの山鉾巡行が先の祭りの17日に統一されたために始まった行事。傘鉾十基に馬長(うまおさ)・児武者(こむしゃ)などが祇園石段下を10時ごろ出発します。 コースは八坂神社→四条河原町→京都市役所→寺町通→四条通→東大路→神幸道→坂神社。 八坂神社では芸能の奉納などを行います。 |
24日 午後5時ごろ 還幸祭 →還幸祭の見所 八坂神社 |
午前中の花傘巡行を終え、夕方より行われる神事。 17日から御旅所に鎮座していた三基の神輿が、各氏子の区域を練り歩き、21時ごろ八坂神社に到着する。 |
28日 午後8時 神輿洗式 |
10日の神輿洗いと同じように神輿を鴨川の水で清め、八坂神社に戻ると神輿倉(みこしぐら)へ納めます。 |
29日 午後4時 神事済奉告祭 |
16時 八坂神社祇園祭の終了を奉告。 |
31日 午前10時 疫神社・夏越祭 八坂神社 |
八坂神社境内の疫神社にて行う厄除けを願う神事。 参拝者は鳥居に設けられた大茅輪(おおちのわ)をくぐり、厄気を祓います。この神事で1ヶ月に渡った祇園祭は全て終了します。 |
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